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検査・診断・治療高額療養費の計算例

監修:
愛知県がんセンター中央病院 地域医療連携・相談支援センター

高額療養費の支給額がどのくらいになるのか計算してみましょう。
ポイントは、①1ヵ月間の医療費総額、②年齢、③自己負担割合、④所得の4つです。

※高額療養費制度(2018年8月診療分から)に基づく

Aさん(73歳)
同じ医療機関を受診、はじめての支給

医療費総額:100万円(外来+入院)
年齢区分:70歳以上 
自己負担割合:2割 
所得:年収350万円 ●医療費の自己負担額
医療費総額 × 自己負担割合
=100万円× 2割=20万円
●自己負担の上限額
57,600円
●支給額
医療費の自己負担額自己負担の上限額
=20万円-57,600円=142,400円

介護保険も利用している場合

1年間(8月1日から翌年7月31日まで)の医療保険と介護保険の自己負担を合計し算定基準額(限度額)を超えた場合に「高額医療・高額介護合算療養費制度」が適用されます。算定基準額などについてはこちらをご覧ください。

Bさん(63歳)
同じ医療機関を受診、直近12ヵ月で4回目の支給

医療費総額:100万円(外来+入院)
年齢区分:69歳以下 
自己負担割合:3割 
所得:年収400万円
●医療費の自己負担額
医療費総額 × 自己負担割合
=100万円× 3割=30万円
●自己負担の上限額
44,400円(多数回該当の適用)
●支給額
医療費の自己負担額自己負担の上限額
=30万円-44,400円=255,600円

Cさん(40歳)
複数の医療機関を受診、はじめての支給

医療費総額:430,000円
(A病院100,000円+B病院80,000円+C病院50,000円+D病院200,000円)
年齢区分:69歳以下 
自己負担割合:3割 
所得:年収750万円
●医療費の自己負担額
医療費総額 × 自己負担割合
=A病院(10万円×3割)+B病院(8万円×3割)+D病院(20万円×3割)
=30,000円+24,000円+60,000円=114,000円
高額療養費制度の対象となるのは、自己負担額が21,000円以上のもののみです。
C病院での自己負担額は15,000円(5万円×3割)となるので合算できません。
●自己負担の上限額
80,100円+( 医療費総額-267,000円)× 1%
=80,100円+(38万円-267,000円)×1%=81,230円
●支給額
医療費の自己負担額自己負担の上限額
=114,000円-81,230円=32,770円

[参考]医療費の自己負担割合

自己負担割合は、本人・家族、入院・外来にかかわらず、年齢や所得によって決められています。

  • 乳幼児医療費助成制度により、自己負担分のすべてまたは一部が助成される場合があります。
  • 乳幼児医療費助成制度は、市区町村など自治体によって支給年齢や助成額が異なります。
高額療養費制度を知っていますか? 高額療養費制度に関するQ&A 詳しく読む 高額療養費制度に関する「よくあるご質問」をQ&A形式で分かりやすく解説しています。

ご家族のかたへ

ご家族のかたへ

監修:
公益財団法人慈愛会 今村総合病院
名誉院長/臨床研究センター長
宇都宮 與(うつのみや あたえ)先生

大切な人がリンパ腫と診断されたら、ご本人だけでなく、ご家族のかたにも大きな影響を与えます。悲しみや不安を抱えるなか、さまざまな決断をしたり、初めて経験する多くの変化に対処していかなければなりません。今後の療養生活や、ご本人を支えていくうえで重要なポイントを知っておきましょう。