りんぱしゅ通信ホーム用語集:ら行

りんぱしゅ通信 用語集

用語集索引

ら行

 罹患率(りかんりつ)

ある期間内に病気になった患者さんの数を、それに対応する人口で割ったもので、病気の発生率のことです。病気の種類や集団(男女、地域、喫煙の有無など)ごとに計算することもできるので、病気の発生要因を探るために用いられることもあります。

 臨床試験

新しい治療薬や医療機器、新しい治療法を開発するために、人に対して行う医学研究です。患者さんに協力していただき、新しい治療薬などの有効性や安全性を科学的に評価します。現在使われている治療薬や治療法も、過去に患者さんの協力を得て実施された臨床試験のおかげで進歩してきました。

 リンパ液

毛細血管からリンパ管に染み出した血漿(けっしょう)という水分で、白血球リンパ球などを体内に循環させます。

 リンパ管

リンパ液が流れている管です。途中にリンパ節という節目があり、そこからさらに枝分かれして、血管のように体中に張り巡らされています。弁で逆流を防ぎ、筋肉の収縮の圧力により一定方向にゆっくりと流れています。→当サイト内「リンパ腫を知る>リンパ腫とは」参照

 リンパ球

白血球の成分のひとつで、血管やリンパ管を通って全身を巡回し、細菌やウイルスなどの異物から体を守る免疫機能において中心的な役割を担っています。Bリンパ球(B細胞)Tリンパ球(T細胞)ナチュラルキラー細胞(NK細胞)に分けられます。

 リンパ節

リンパ液が流れるリンパ管が集まった組織で、首やわきの下、太ももの付け根などに集中しています。リンパ球分化や成熟に重要な役割を果たしている組織で、リンパ節の中には免疫の働きを担うリンパ球が多く存在しています。→当サイト内「リンパ腫を知る>リンパ腫とは」参照

 リンパ節生検(せつせいけん)

腫れているリンパ節を丸ごと、あるいはその一部を切り取って、顕微鏡で調べる検査です。多くの場合は、局所の麻酔のもとで行われますが、リンパ節の場所によっては全身麻酔が必要な場合があります。詳しい検査のために、切り取ったリンパ節の一部を遺伝子検査染色体検査に使うことがあります。

 レントゲン検査

画像検査のひとつで、体にX線を照射し、透過したX線を撮影します。臓器や組織の比重によってX線が透過する程度は異なり、骨などの比重の大きい部分は白く、肺などの比重の小さい部分は黒く撮影されます。

2025年8月
HE-JP-250002730