ま行
ま
末梢神経障害(まっしょうしんけいしょうがい)
いろいろな原因で、末梢神経の働きが悪くなって起こる障害の総称です。筋力低下や筋肉の萎縮により歩きにくくなったり、痛みやしびれが出たり、あるいは逆に痛みや熱さなどの感覚が鈍くなるなど、さまざまな症状が出ます。通常は手や足の先端から始まり、時間とともに悪化していきます。がんの症状、または抗がん剤による化学療法の副作用としてあらわれることがあります。
む
無増悪期間(TTP)
臨床試験の評価項目のひとつで、「治療開始日」や「診断確定日」、「臨床試験登録日」から、悪化しない状態が続いている期間をいいます。英語ではTime to Progressionといいます。
無増悪生存期間(PFS)
臨床試験の評価項目のひとつで、「治療開始日」や「診断確定日」、「臨床試験登録日」から、悪化しない状態で生存が可能であった期間をいいます。英語ではProgression-Free Survivalといいます。
め
免疫
細菌やウイルス、体内で発生したがん細胞などを異物と認識し攻撃することで、身体の健康を守る、生物が生まれながらにもっている自己防衛力のことです。ストレスや加齢などで免疫力が低下すると、いろいろな感染症にかかったり、がんになったりすることがあります。
免疫チェックポイント阻害薬
免疫細胞(T細胞)が異物への攻撃命令を受けとる部位を「免疫チェックポイント」といいます。がん細胞は免疫チェックポイントに結合して、がん細胞を攻撃しないように偽の命令を送ります。免疫チェックポイント阻害薬は、がん細胞が免疫チェックポイントへ結合するのを阻止して、免疫細胞ががん細胞を攻撃しやすくするお薬です。
がん細胞がT細胞からの攻撃をさけるため、T細胞へ偽の命令を送る
免疫チェックポイント阻害薬が偽の命令をブロックし、T細胞ががん細胞を攻撃する
(イメージ図)
免疫調節薬(IMiDs)
抗腫瘍効果に加えて、免疫機能を調節する作用をもつお薬の総称です。多発性骨髄腫や再発・難治性の成人T細胞白血病リンパ腫(ATLL)などの治療に用いられます。英語ではImmunomodulatory drugs(IMiDs)といいます。
も
2025年8月
HE-JP-250002730