リンパ腫の治療
①薬物療法
日本血液学会編:造血器腫瘍診療ガイドライン 第3.1版(2024年)Web版,2024
国立がん研究センター中央病院:「CHOP(チョップ)療法」
(https://www.ncc.go.jp/jp/////ncch/division/pharmacy/010/pamph/DLBCL/010/index.html)
[2025年8月閲覧]
②放射線療法
放射線療法は、リンパ腫のある部分を中心にからだの外から放射線(高エネルギーのX線)を当てて、がん細胞を破壊する治療法です。リンパ腫は放射線療法が効きやすいがんといわれています。
放射線療法は、リンパ腫の広がりが狭く、1カ所に集まっている場合に有効です。悪性度にかかわらず、病期の低いI期・Ⅱ期のリンパ腫で、単独もしくは薬物療法との併用で行われます。また、病気を治す目的以外にも、痛みを軽くして苦痛をやわらげるために行われることもあります。
正常な細胞へのダメージを最小限に抑えるため、放射線療法は少量ずつ照射します。そのため、放射線の照射時間は1回1~5分程度ですが、週に3~5回、何週かにわたって継続して行われます。一般的に外来治療が可能です。
飛内賢正 監:血液のがん 悪性リンパ腫・白血病・多発性骨髄腫, 講談社, p34-35, 2015
日本血液学会編:造血器腫瘍診療ガイドライン 第3.1版(2024年)Web版,2024
国立がん研究センター がん対策情報センター:がん情報サービス「放射線治療の実際」
(https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/radiotherapy/rt_02.html)
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治療の副作用
薬物療法や放射線療法などの治療によって、副作用があらわれることがあります。あらわれる副作用は、抗がん剤の種類によっても異なりますし、患者さんごとに症状や強さはさまざまです。
薬物療法によくみられる副作用
放射線療法によくみられる副作用
- だるさ・吐き気・疲労感
- 腹部への照射による食欲低下・下痢
- 照射した部分の皮膚炎・粘膜炎
・・・など
放射線療法では、治療終了後半年以上経ってから起こる副作用もありますので、治療後もしばらくの間は注意が必要です。
国立がん研究センター がん対策情報センター:がん情報サービス「放射線治療の実際」
(https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/radiotherapy/rt_02.html)
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患者さんによって副作用には個人差があり、それぞれに応じた対処法があります。治療開始前に、主治医から副作用の症状や時期、対処法についての説明があります。緊急の対応が必要な副作用もありますので、どのような場合に病院に連絡すべきかなど、必ず確認するようにしましょう。つらい副作用の症状がある場合には、必ず主治医や薬剤師、看護師に相談するようにしてください。
公益財団法人慈愛会 今村総合病院 名誉院長兼
臨床研究センター長、HTLV-1研究センター長
宇都宮 與先