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検査・診断・治療DLBCLの症状や病期

監修:
名古屋大学医学部附属病院 血液内科 講師
島田 和之(しまだ かずゆき)先生

発症部位により異なる症状や全身症状(B症状)がみられます

DLBCLでは、がん細胞が増えているところ(臓器)や病気の進行度によって、さまざまな症状がみられます。

がん細胞が増えている場所によってみられる症状

リンパ節の腫れ

首や足のつけ根、わきの下などが腫れます。

消化器症状

胃で発症した場合、腹痛、胃痛、胸焼け、食欲不振、体重減少などがみられます。胃はリンパ節以外で最も多く発症するする部位といわれています。

皮膚の症状

かゆみを伴わない発疹など、皮膚の症状がみられる場合があります。

肝臓、脾臓の腫れ(肝腫大、脾腫大)

お腹や背中に圧迫感や痛みを感じることがあります。触診で肝臓/脾臓の腫れがわかる場合もあります。

脳や神経の腫れ・圧迫

脳や脊髄で発症した場合、麻痺や感覚異常などの症状があらわれることがあります。

その他の内臓の一部の
腫れ・圧迫

息苦しい、食べ物がうまく飲み込めない、睾丸の腫れ、乳房のしこりなど、部位に応じてさまざまな症状があらわれます。

また、B症状と呼ばれる以下の3つの全身症状が発現する場合があります。
DLBCLでは、約2割の患者さんで B 症状がみられます。

B症状

原因不明の体重減少

きちんと食事をとっているのに、体重の減少がみられる場合があります。

原因不明の高熱

原因がみあたらないのに、38℃以上の高熱が続くことがあります。

激しい寝汗盗汗とうかん

就寝中に大量の寝汗が出て、寝具(掛け布団、シーツなど)を換えなければならないほどひどい場合もあります。

DLBCLが原因で他の病気(合併症がっぺいしょう)が起こることもあります。

正常なB細胞のはたらきが低下すると感染症にかかりやすくなります。また、健康な人では感染症の原因とならないような細菌やウイルスでも感染症が引き起こされることがあります。このような感染症を日和見感染症ひよりみかんせんしょうといいます。

DLBCLが原因で起こる合併症

感染症

正常なリンパ球のはたらきが低下すると、感染症にかかりやすくなります。またかかると、治りにくくなります。

DLBCLは病気の進み具合により
限局期と進行期に分けられます

DLBCLでは、病気の進み具合によって治療の進め方が異なります。

DLBCLがどの程度進行しているかは、病期びょうき(ステージ)であらわされます。DLBCLの病期は、Ann Arborアン・アーバー分類により4つに分類されます。病期Ⅰ・Ⅱのようにリンパ腫の広がりが限定的な場合を限局期といい、より広範囲にリンパ腫が広がった病期Ⅲ・Ⅳを進行期といいます。

病期 病状
Ⅰ期 1ヵ所(1領域)のリンパ節または単一のリンパ節外臓器の腫れがある状態
Ⅱ期 横隔膜より上もしくは下のどちらか一方に、2ヵ所以上のリンパ節やリンパ系組織の腫れがある状態
Ⅲ期 横隔膜より上と下の両方に、リンパ節やリンパ系組織の腫れがある状態
Ⅳ期 リンパ節以外の臓器にリンパ腫が広がっている状態
  • ※消化管から発症したDLBCLの場合は、Luganoルガーノ分類という別の分類法が用いられますが、限局期と進行期で治療法が異なる点は同様です。また、治療方針も概ね同様です。

DLBCLに関するウェブサイトはこちらをご覧ください。

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ご家族のかたへ

ご家族のかたへ

監修:
公益財団法人慈愛会 今村総合病院
名誉院長/臨床研究センター長
宇都宮 與(うつのみや あたえ)先生

大切な人がリンパ腫と診断されたら、ご本人だけでなく、ご家族のかたにも大きな影響を与えます。悲しみや不安を抱えるなか、さまざまな決断をしたり、初めて経験する多くの変化に対処していかなければなりません。今後の療養生活や、ご本人を支えていくうえで重要なポイントを知っておきましょう。