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検査・診断・治療MZLの症状や病期

監修:
愛知県がんセンター 血液・細胞療法部 部長
山本 一仁(やまもと かずひと)先生

リンパ節の腫れ(しこり)や全身症状(B症状)などがみられます

辺縁帯リンパ腫は自覚症状に乏しく、気付かないうちに病期(ステージ)が進んでいる場合があります。ステージが進んでいても無症状であることも多いのですが、リンパ節のしこりや「B症状」と呼ばれる全身症状などがみられることがあります。

「B症状」と呼ばれる全身症状

辺縁帯リンパ腫を含めて悪性リンパ腫の代表的な3つの全身症状として、原因不明の体重減少、高熱、大量の寝汗があり、これらは「B症状」と呼ばれます。

原因不明の体重減少

きちんと食事をとっているのに、体重の減少がみられる場合があります。

原因不明の高熱

原因がみあたらないのに、38℃以上の高熱が続くことがあります。

激しい寝汗盗汗とうかん

就寝中に大量の寝汗が出て、寝間着を着替えなければならないほどひどい場合もあります。

リンパ節の腫れ(しこり)

リンパ節のしこりはリンパ節にできることが多く、通常、スーパーボールくらいの大きさで少し弾力があり、痛みはありません。また、それ以外の全身のさまざまな部位にみられることもあり、しこりができる部位は患者さんによって異なります。

リンパ節の腫れ(しこり)

首やわきの下、足のつけ根などにしこりがみられます。

その他の内臓の一部の 腫れ・圧迫

頭痛・けいれん、吐き気・嘔吐など、部位に応じてさまざまな症状があらわれます。

病気の進み具合により、辺縁帯リンパ腫は限局期と進行期に分けられます

辺縁帯リンパ腫は、病気の進み具合により、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期の4段階の病期(ステージ)に分けられます。4段階のうち、Ⅰ、Ⅱ期はリンパ腫の広がりが一定の場所に限られている時期で限局期といいます。一方、Ⅲ、Ⅳ期はリンパ腫がより広範囲に広がった時期で進行期といいます。 ステージによって、どのような治療を行うかを選択します。

リンパ節病変 臓器病変

限局期

  • 1期

    1期

    首の下やわきの下など1ヵ所(1領域)のリンパ節や、扁桃腺、胸腺、脾臓など単一のリンパ節外臓器に腫れがとどまっている

  • 2期

    2期

    横隔膜より上もしくは下のどちらか一方に、2カ所以上のリンパ節やリンパ系組織の腫れがある

進行期

  • 3期

    3期

    横隔膜より上と下の両方に、リンパ節やリンパ系組織の腫れがある

  • 4期

    4期

    リンパ節以外の臓器(骨髄や肝臓など)にリンパ腫が広がっている

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ご家族のかたへ

ご家族のかたへ

監修:
公益財団法人慈愛会 今村総合病院
名誉院長/臨床研究センター長
宇都宮 與(うつのみや あたえ)先生

大切な人がリンパ腫と診断されたら、ご本人だけでなく、ご家族のかたにも大きな影響を与えます。悲しみや不安を抱えるなか、さまざまな決断をしたり、初めて経験する多くの変化に対処していかなければなりません。今後の療養生活や、ご本人を支えていくうえで重要なポイントを知っておきましょう。